ゆかりの地を訪ねる

岡崎市大平町にある「西大平藩陣屋跡」をご存知でしょうか。
1748年(寛延元年)、大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)が、三河の領地を治める為に置いた陣屋の跡地のことです。


大岡越前守忠相といえば、加藤剛さん主演のテレビドラマ「大岡越前」が有名ですよね。
私も子供の頃、テレビで観た記憶がありますが、大岡忠相が藩主を務めた西大平藩の陣屋跡が岡崎市内にあるということは、恥ずかしながら知りませんでした。


いや、私だけではないかもしれません。岡崎市徳川家康公生誕の地であることは、それなりに有名だとは思いますが、大岡忠相岡崎市とのつながりは、意外に知られていないのではないでしょうか。


そんなわけで、岡崎市民として知らないままではいけないと思い、陣屋跡を訪ねてみました。


道中、乙川に架かる御用橋を渡ります。

この橋の街路灯は、御用提灯のデザインになっているんですよ。これも、私は知りませんでした。大岡越前守と何らかの関連があるのかもしれませんね。
皆様、御用橋を通る機会があったら、是非ご自分の目で確かめてみてくださいね。


大平郵便局脇に、立派な道標があります。

見えてきました。

男川小学校の西側、閑静な住宅街の一角に、ひっそりと陣屋跡があります。


立派な門構えです。

私の自宅の門に勝るとも劣らない造りの………
■━⊂( ・∀・) 彡 ガッ☆`Д´)ノ


中は綺麗に砂利が敷き詰められて、手入れが行き届いています。

岡崎市、そして地元の皆様から大切に守られてきたことが窺われます。



かつて、大岡越前守忠相が藩主を務めた西大平藩の陣屋が、ここにあった。何百年の時を経て、その場所にこうして自分が立っている。
遠い歴史上の人物でしかなかった大岡越前守が、少しだけ身近な存在になった様な気がします。


今年の演劇ワークショップでは、岡崎市ゆかりの人物や岡崎市の歴史を取り上げるということで、ゆかりの人物のひとりである大岡越前守忠相に想いを馳せた一日でした。